1995年公開。イギリス映画
出演:レオナルド・ディカプリオ、デヴィッド・シューリス
原作はクリストファー・ハンプトン(黒田邦雄訳『太陽と月に背いて』)
ランボーの才能に魅かれたヴェルレーヌは、ランボーと出会い、二人だけの放浪の旅に出る。
ヴェルレーヌは、妻との別れと復縁を繰り返しつつ、ランボーの後を追い続ける。
若さゆえの愛情やわがまま、それでいて本質を見抜いていくランボーを演じるレオナルド・ディカプリが見事で、大人になりきらない少年の部分を持つランボーに振り回されながらも、道を指し示そうとする、ある意味優柔不断なヴェルレーヌを演じるデヴィッド・シューリスとのコントラストが面白く、二人の独特な世界観も興味深い。
また、愛する人に対する傲慢さや、醜さ、そして狂気と理性の狭間をデヴィッド・シューリスが見せてくれる。
出演者の多い映画ではなく、ほとんど、ディカプリオとシューリスのシーン。
デヴィッド・シューリスは、ハリー・ポッターでルーピン先生をやってました。
ランボーの妹イザベラをドミニク・ブラン。ヴェルレーヌの奥さんマチルドをロマーヌ・ボーランジェです。